私は、数年前のwindows10の無償アップグレード期間中に、1度アップグレードしたことがあります。その時は、使い慣れているwindows7に戻したのですが、
最近になって、再びパソコンのOSをwindows7から無償でwindows10にアップグレードしました。
やはり、もうすぐwindows7のサポートが期限が切れてしまいますからね。
ちなみに、この記事は、2019年9月下旬に書いています。
ただ、windows10に無償でアップグレードできたのは、いいのですが、当然ながら手元にwindows10のOSのディスクは、ありません。
その時、心配になるのは、せっかくアップグレードしたハードディスクが壊れたらどうなるのか?ということです。
今回の記事では、無償でwindows10にアップグレードしたハードデスクが、もし壊れたら、windows10は、使えなくなってしまうのか?について調べてみした。
目次
windows10に無償アップグレードしたハードディスクが壊れたら?
結論から言うと、無償でwindows10にアップグレードした場合でも、問題なく新しいハードディスクに交換できます
例えば、無償でアップグレードしたときに、使っていたハードディスクが、かなり使い込んでいた場合を考えてみてください。
無償アップグレードしたのはいいが、人によっては、1年も経たないうちに、ハードディスクが故障する人もいるかもしれません。
それで、もうwindows10が、使えなくなるのであれば、無償アップグレードの意味がなくなってしまいます。
ネットで色々な例を調べてみましたが、こんな場合でも利用できます。
●ハードディスクが故障して新しいハードディスクに交換した場合
新しいハードディスクには、初期化直後で何も入っていませんので、ネットでマイクロソフトのwindows10のダウンロードサイトに接続することもできません。
そういった場合は、付属のOSのディスクやリカバリーディスクを使って、
以前のOSに一度戻してから、マイクロソフトのwindows10のダウンロードサイトから再度、windows10をインストールすることになります。
●windows10に無償アップグレードしたハードディスクを新しいハードディスクに丸ごとコピーした場合
その新しいハードディスクに交換してもちゃんとPCがwindows10として起動します!
何ら問題ありません。
まだ故障はしていませんが、HDDの使用時間が1万時間をこえたので、新しいハードディスクに現在のハードディスクを丸ごとコピーしても問題なく、windows10が使えました。
Cドライブをコピーする際は、普通にはできませんので、専用のフリーソフト(EaseUS Todo Backupなど)を使うことを推奨します。
このように、windows10に無償アップグレードした方は、私も含めてですが、ハードディスクが故障したときに面倒な手間がかからないように、あらかじめ事前準備をしておくことをお勧めします!
事前準備の方法については、この2つ後の章で説明しています。
無償アップグレードしたwindows10が使えなくなるのは、こんな時
新しいハードディスクに交換しても問題ないことがわかりましたが、では、どういう場合、無償アップグレードしたwindows10が使用できなくなるのか?
それには、以下のパターンがあるようです。
1、windows10に無償アップグレードした後に、パソコンのパーツを大幅に交換した。
どこまでが、OKでどこまでが、NGなのかは、分りませんが、あまり大幅にパソコンのパーツを交換すると、現在のパソコンと同じパソコンと認識されず、windows10が使えなくなる恐れがあります。
2、マザーボードが壊れてしまった。
この場合、もし同じパソコンを使い続ける場合、マザーボードの交換になりますが、マザーボードを交換した場合は、無償アップグレードしたwindows10が使えなくなるようです。
windows10の無償アップグレードの認識は、マザーボードのBIOSに記録されているからだそうです。
そのため、ハードディスクを交換しても問題ありませんが、マザーボードが壊れて交換すると、無償アップグレードしたwindows10は、使用できなくなるという説が有力です。
しかし新しい情報も有りました
追加補足!
最近のwindows10の場合は、Microsoftアカウントを取得してから紐づけしておくことでライセンス認証も通るらしいです!
つまりマザーボードを交換してもwindows10の認証が通ったという報告をネットで読ませていただきました。
しかし、皆さんすごい知識ですね!
興味のある方は、
「windows10 認証 マザーボード BIOS」や「Microsoftアカウントの紐付け方法」
等で検索してみてください
ただし、無償アップグレードしたwindows10に該当するのかどうかは、わかりませんでした。興味のある方は、調べてみて下さい。
無償アップグレードしたハードディスクが故障する前にやっておくと便利なこと
せっかく無償でwindows10にアップグレードしたのですから、ハードディスクが故障する前に必要な事前準備をしておくと、ハードディスクの交換がスムーズになります!
1、事前に回復ドライブを作成しておく
windows10のメニューから作成することが可能です。
回復ドライブを作成しておけば、PCの調子が悪いときに修復したり、OSを入れなおしたり、新しいハードディスクを購入した場合にOSをクリーンインストールすることが出来ます。
回復ドライブで新しいハードディスクにOSをインストールする際は、BIOSの設定で起動順位を変更してUSBを1番にする必要が有ります。
終わったら元の設定に戻しておいたほうがよいでしょう。
補足情報!
無償でwindows10にアップグレードしたPCにおいて、メーカー製の一部のPCの場合、回復ドライブでハードディスクを初期化するとまれに不具合が起きたり、OSをクリーンインストールしても古いOSに戻る可能性があるとのことです。
これは、恐らく、新しいハードディスクではなく、既存(無償アップグレードした現在のハードディスク)で回復ドライブを使用してOSをインストールした場合に起こる現象だと思われますが、私が見たメーカーのページには、そこのところの詳しい説明は見当たりませんでした。不安な方は、自分のPCのメーカーのサイトを調べてみてください。
どちらにしろ回復ドライブは、多機能で、OSのインストールの他にもできることが有りますので、準備しておいたほうがいいと思います。
回復ドライブの作り方については、たくさんのサイトで公開されていますので、そちらをお読みください。
作成方法については、特に難しく有りません。ネットに接続する必要も有りません。
「回復ドライブ 作成」や「回復ドライブ 作り方」などで検索するとたくさん出てきます。
ここでは、注意点と事前に覚えておいたほうがよいことだけを要約して書いておきます!
回復ドライブを作るときの注意点の一部を紹介!
●USBメモリは、念のために32GBの容量のものを用意する。
実際は、8GBや16GBで足りることがほとんどですが、中にはそれだとエラーになる場合があるようです。
●USBメモリは、できれば、USB2.0のものを使用したほうがいい。
最近では、USB3.0が主流ですが、USB3.0で回復ドライブを使用すると、まれにエラーが出ることがあるようです。私も今回この記事を書いていて初めて知りました。
そのため、もしUSB3.0のUSBメモリを使用する場合は、「USB2.0用のポート」に接続したほうがいいようです!
余談になりますが、もしすでに、USB3.0で回復ドライブを作成した方は、回復ドライブを使用する際は、「USB2.0用のポート」に接続すると初期化やシステムの復元の際に失敗する可能性が減るそうです。
●回復ドライブの作成時間
USBメモリ(USB3.0)を「USB2.0用のポート」に差し込んで作成してみたところ、私の環境では、約1時間半かかりました。
PCによっては、結構時間がかかりますので時間の余裕があるときに作成することをおススメします。
2、インストールメディアを作成しておく
インストールメディアは、マイクロソフトのwindows10のダウンロードページから作成することが出来ます。
インストールメディアを作っておけば、新しいハードディスクにwindows10をインストールすることが出来ます。
作成方法には、USBに保存する方法とISOイメージをダウンロードしてDVDに書き込む2つの方法があります。
●USBに保存した場合
新しいハードディスクにOSをインストールする場合は、BIOSの設定で起動順位を変更する必要があります。
つまり、USBから起動するようにしないと新しいHDDにOSをインストールすることは出来ません。
●ISOイメージをダウンロードする場合
ダウンロードしたISOイメージをDVDに書き込む必要があります。簡単に行えます
また、基本的に、CD、DVDドライブは、起動順位が上位のため、BIOSの設定で起動順位を変更しなくてもOSのインストールに使える場合が多いです。
インストールメディアの作り方
これも他のサイトでたくさん紹介されていますが、簡単に説明しておきます!
以下のページの「ツールを今すぐダウンロード」をクリックすると作成することが出来ます。
https://www.microsoft.com/ja-jp/software-download/windows10
1、windows10の無償アップグレードを行ったときと同じページです。
途中までは、アップグレードと同じですが、
以下の画面で、別のPCのインストールメディアを作成するにチェックを入れて次へをクリックします
2、あとは、以降に出てくる画面で、
USBに保存したい場合は、USBフラッシュドライブを選択
DVDに書き込みたい方は、ISOファイルを選択します。
インストールメディアも一応作っておいたほうが、いいと思います。
ちなみに私は、ISOイメージをダウンロードしてDVDに書き込みました。
DVDに書き込みの際は、ダウンロードしたISOファイルの上で右クリックすると書き込みというメニューが出てくる場合と
書き込みソフトがインストールされている場合は、ISOファイルの上でダブルクリックすると書き込みというメニューが出てくる場合があります。
私の場合、ISOファイルをダブルクリックすると書き込みというメニューが出現してそこからDVDに書き込みました。
3、現在のハードディスクが健在のときにCドライブを丸ごとコピーしておく!
新たに、一台ハードディスクが必要になりますが、この方法が一番安全で、ハートディスクを交換したときに、以前の自分のPC環境、設定が、そのまま引き継がれますので、使いやすく私が最もおススメする方法です!
みなさんご存知の通り、Cドライブ(OSが入っているドライブ)は、普通にコピーすることが出来ません。
もしコピーできたとしても、MBR(ブート用ドライブ)として認識してくれません。
そのため、EaseUS Todo Backup というフリーソフトを使ってCドライブを丸ごとコピーします。
「EaseUS Todo Backup Cドライブ クローン」などと検索すれば出てきます。
最新バージョンでは、メニューに「クローン」と「システムクローン」がありますが、Cドライブを丸ごとコピーしてOSが起動できるハードディスクを作成するには、「クローン」というメニューから行います!
補足情報!windows10のシステムの復元について!
余談ですが、どうもPCの調子が悪いとき、windows7では、システムの復元を多用していた方がいると思います。私もwindows7を使っていたときは便利なので、PCに不具合が起きたときは、結構使っていました。
しかし、windows10のシステムの復元は、windows7のシステムの復元に比べて大変長い時間がかかります。
ちなみに、windows7のときは、システムの復元を行っても30分ほどで復元ポイントへ戻りましたが、windows10の場合は、数時間かかることも多く、時には、10時間くらいかかる場合もあるそうです。
そのため、もしwindows10でシステムの復元を行うときは、時間に余裕があるときに行ったほうがいいです!
最初、私は、それを知らないで、システムの復元をしていたのですが、1時間経っても終わらないので、待ちきれずに途中で電源を切ったことが3回有りますが、NG行為なので止めたほうがいいです。
※注意! システム復元中は、電源を絶対に切らないようにしてください。PCが立ち上がらなくなったり不具合が起きることがあるようです。
またハードディスクの寿命を縮める可能性があります。
まとめ
事前準備をする前に、ハードディスクが壊れてしまった場合は、
OSのインストールディスク、回復ドライブ、インストールメディアがないので、
非常に時間がかかります。
そのため、回復ドライブ、インストールメディアを事前に作成しておいたほうがいいと思います。
そして私がおススメするのは、先ほども書きましたが、無償アップグレードしたCドライブを事前に丸ごとコピーしておく方法です。
というのは、私も後で知ったことですが、windows7やwindows8.1のOSを搭載しているパソコンなら確実にwindows10の無償アップグレードができるわけでは有りません。
メーカー製のパソコンでは、windows10の無償アップグレードのサポート対象外の商品も有ります。これは、調べるとすぐに、わかります。
「メーカー名 windows10 無償アップグレード 対象商品」
などで検索してみてください。メーカー名には、自分のPCのメーカーを入れます。
つまり、せっかく、メーカーのサポート対象外商品をアップグレードに成功させても、ハードディスクが壊れて、再び新しいハードディスクで以前の古いOSから無償アップグレードを行った場合、エラーや不具合が起こる可能性もあります。
※アップグレードが、メーカーのサポート対象外のPCのwindows10へのアップグレードは、もちろん自己責任になります。
そのため、特に、メーカーのwindows10無償アップグレードのサポート対象外商品でアップグレードに成功された方は、その成功した状態でCドライブを丸ごとコピーしておいたほうが、安心といえます。
ちなみに、私が、アップグレードしたメーカー製のパソコンも後で調べてみると無償アップグレードのサポート対象外の商品でした。