この間、友人から電話がかかってきて、ちょっと知恵を貸して欲しいといわれました。
友人宅に行き、事情を聞くと、なんでも
テレビが古くなったので買い換えたが、BS放送が受信できないらしい。
私は、電気屋じゃないから、そんなことを聞かれてもわからないと答えたが、それでも一人より2人の方がよい知恵が出るだろうから、手伝って欲しいといわれました(笑)
追記!その後調べて分かったことを最終章で加筆しています。
目次
BS放送が、1階では映るのに2階では映らない
まずは、友人宅の簡単な説明!
●住んでいるのは、中古住宅。前に住んでいた方が、BS放送のアンテナをそのままにして引っ越したので、一階のテレビでは、地上波もBS放送も受信できる。もちろん受信料も支払っていて受信する体制は、整っているとのこと。
●友人の寝室は、2階にあり、以前までは、地上波だけ視聴可能なテレビを見ていたが、古くなったので新しいテレビに買い換えた。
●買い換えたテレビは、地上波、BS、CSが視聴可能なタイプだった。
●1階のテレビで問題なくBS放送が受信できるので、2階の寝室も問題ないだろうと思ったが、設置してみるとBS放送が受信できないらしい。
●壁には、ちゃんと地上波用とBS用のアンテナ線の差し込み口が合計2箇所ある。
まあ、こんな感じだったと思います。
ここで、不思議なのは、色々試しているうちにわかったのですが、2階のテレビでBSを見ようとすると見れませんが、1階のテレビをつけている状態なら2階でも問題なくBSが映るということでした。
ネットで調べてBS放送が、2階で映らない原因を突き止める!
まず、基本的なことをもう一度確認しました。
アンテナ、テレビの配線など・・・
しかし、どれも問題ありませんでした。まあ、一階では普通に映るのですから当然といえば、当然かもしれません・・・
こうなると、私たちではお手上げで、ネットの情報力に頼ることにしました(笑)
すると、やはり詳しい方がいるようで、以下のことがわかりました。
●地上波は、アンテナを設置して配線をすれば、視聴することができるが、BSは、アンテナの設置と配線をするだけでは、視聴することが出来ない。
BSの場合→アンテナを取り付けて配線をして、アンテナに電気(電源)を供給しないと映らない
●BS放送が、1階で正常に受信できるということは、ちゃんとアンテナの設置がされて配線もされている可能性が高い。2階で映らないのは、その部屋に電波が来ているが、電気(電源)が供給されていない場合が多いとのこと。
どうしたら2階でBSが映るようになるのか?考えてみた
というわけで、どうしたら2階でBS放送が見られるようになるかを考えてみました。
ネットで電気関係に詳しい方のサイトを読ませていただいて、
恐らく、友人宅では、まず、1階のテレビにBSの電波が来て、そこから2階の各部屋のテレビに振り分けを行っている配線システムだと推測しました。
なので、電波、電源の源である1階のテレビをつけないと、2階では、BS放送が見られないということなのかなと思いました。
それならということで、色々試してみました!
●一階のテレビをオン(待機モード、テレビは映さない)にしてみる。
結果→ 2階では映りませんでした。やはり、待機モードではなく、ちゃんと1階のテレビをつけないとダメのようです。スタンバーモードではNGでした。
●2階のテレビの設定で、アンテナに電源を供給する という設定にしてみる。
結果→ やはり映らない。 電源の量が足りないのか?
さらに調べてみると!
●BSチューナー内蔵のビデオやレコーダーがあれば、それを1階のテレビにつなぎ、その電源を入れてやれば、待機モードでもアンテナに電源が供給されて、2階でもBSが、見られるようになるようです。
これは、つまり、BSチューナー内蔵のビデオやレコーダーの方がテレビより供給できる電源の量が多いということなのでしょうか?
しかし、現在において、BS内蔵のビデオやレコーダーを持っている人は少ないですよね(^^♪
●今回のような場合は、全端子電流通過型分配器を使うといいらしいです!
この全端子電流通過型分配器を使うとすべての部屋に電気が通じるらしいです。
ネットを見て参考にさせていただいた、詳しい方に感謝です<m(__)m>
では、なぜ、前に住んでいた住人は、こんな不思議な配線にしたのか?
●この疑問に関しては、以前(昔)は、1階のテレビを待機モード(スタンバイモード)にしているだけで、2階の各部屋でBSが見れたようです。しかし現在は、待機モードでは、ダメになったようです。恐らくアナログ時代のときはOKだったのではないかと推測されます。
つまり、前の住人の方が、住んでいた頃は、1階のテレビを待機モードにしておけば、すべての部屋で問題なくBSが受信できたということです。だからこのような配線にしたのだと思われます。
これで、一応スッキリしました(笑)
友人に提案するが
ということで、私は、電気工事のプロでは有りませんが、友人宅の2階でBSを受信するためには、以下の方法が有効であると推測しました。
●BS内蔵のビデオやレコーダーを1階のテレビにつなげて、その電源を入れておく!
しかし、友人は、BS内蔵の機器を持っていないのでこの方法は使えず。
●全端子電流通過型分配器を利用する
友人宅のBSのアンテナ周りを見たのですが、分配器が見当たりません。
興味のある方は、BSの分配機の場所については、最終章を参考にしてみて下さい。
ということで、早速、近くのホームセンターで全端子電流通過型分配器を購入して取りつけようと友人に言ったのですが・・・
友人にあっさり断られました(笑)
友人いわく「テレビを購入した家電店に配線工事を頼んでみるから、そこまでやらなくていい」といわれました(笑)
やはり素人が配線工事?を行うことが、不安だったのかもしれません(笑)
まあ、そうですよね。他人の家で私が勝手に取りつけて何かあったら責任が取れません。
友人には、1階のテレビをつければ、2階でもBSが見られるということがわかっただけでも収穫だと言われ、夕飯に寿司をおごってもらいました。
できれば、回らないお寿司屋さんが希望だったのですが、もちろん?回るお寿司屋さんでした(笑)
結論として
と、いうことで、結果的には、配線に関しては、実際に試すことが出来ませんでした。なので、この方法が、100%うまくいくかどうかは、わかりません。
もし、同じ現象が起きている方も、やはり素人がやるよりは、プロに任せたほうがいいと思います。そのほうが安心ですからね!
もしどうしても自分で行いたい方は、自己責任で行ってください。
アンテナの受信レベルについて!
参考までに地上波とBSの受信レベルについて少し触れておきます。
受信レベルは、テレビで確認することが出来ます。
地上波の受信レベルのだいたいの目安!
44以上
BS、CSの受信レベルのだいたいの目安!
50以上
とのことです。あくまでも目安です。
その後詳しく調べて大体のことがわかりました
実際に取り付けるところまでいかなかったので、若干の勘違いがありました(-_-;)
今後のために、一つずつ、わかったことを書いていきます。
それと、追加で書いておきますが、友人宅と同じく私の家もなんと、1端子電流通過型の分配機を使っていました(笑)
めったに、BSを見ないので、今まで気が付きませんでした(笑)
朝早く、BSでメジャーリーグの試合があったので、本当に久しぶりに、BSをつけたら、映りませんでした(笑)
友人宅と同じで、1階でテレビをつけないと、2階では、BSが見れないことがわかりました(-_-;)
BSの分配機の場所はどこ?
これについては、結論から言うと、住宅メーカーで、BSの分配機の取り付け場所が、だいたい決まっているそうです。
もちろん、新築時にBSの設置も同時に行った場合に限ります。
※家を建てた後に、BSのアンテナを設置した場合は、除きます
つまり、〇〇ハウスなら屋根裏、〇〇〇ハウスなら風呂場の天井の点検口などという感じです。
試しに、私の家のメーカーに電話して聞いてみると、「新築時にBSのアンテナの設置をしたなら屋根裏にBSの分配機があると思います」と教えてもらいました。
私の家には、屋根裏(ロフト)があるのですが、登ってみると、「本当にありました!」
このように、わからない場合は、住宅メーカーに聞いてみるといいかもしれません。
ちなみに、新築時にBSのアンテナも同時に設置した場合は、以下の場所にBSの分配機がある可能性が高いらしいです。
●屋根裏
●浴室(風呂場)の天井にある点検口
●マルチメディアボックス
マルチメディアボックスとは、家に関しての色々な設定が行えるスイッチなどが格納されているボックスです。
わからない場合は、住宅メーカーに直接問い合わせてみた方がいいでしょう!
他にも設置場所があるかもしれません。また、後付けでBSのアンテナを取り付けた場合は、その業者によって分配機を設置する場所が違います。取り付けた業者がわかっているなら聞いてみるといいかもしれません。
また、ネットで「分配機の場所」「分配機どこ」などと検索しても何かヒントになる情報が得られるかもしれません。
BSの分配機を全端子電流通過型分配機にするには、どんなものが必要か?
分配機の交換などは、プロの業者に任せることをお勧めします!
もし自分で取り付ける際は、自己責任で行ってください
現段階では、実際に取り付けていませんので、100%の保証ができません。
ただ、私は、好奇心の塊なので、色々調べてみました。
現在使用しているBSの分配機が壊れていないこと、つまり、1階でテレビをつければ、2階でもBSを見ることができる場合は、現在、1方向にだけ電波が流れる「1端子電流通過型のBSの分配機」が設置されていると思われます。
つまり、最低限必要になるものは、
●全端子電流通過型の分配機
屋内用と屋外用がありますので注意してください。4K用や8k用もあります。
また、現在と同じ分配数の分波器を購入した方がいいとのことです。
つまり、現在使用している分配機と同じ分配数の分配機を購入した方がいいということです。
例えば、2分配されている場合は、2分配機、3分配されている場合は、3分配機となります。
将来のことを考えて2分配機を付けているが、4分配機を購入してみようかなというのは、基本的にやめた方がいいです。
というのは、分配する=受信電波が、減衰するからです。電波が弱くなれば、分配機をつけても電波が弱くてBSが受信できない可能性もあります。
また、分配機の端子を余らせておくのもあまりよくないようです。余った端子には、「ダミー抵抗器 」を付けるとよいとのことです。
「分配機の端子が余った場合」「テレビアンテナ分配 未使用端子」等で調べると、詳しい情報が出てくると思います。
というわけで、現在の分配機が、F型端子対応のカチッとはめ込むタイプなら全端子電流通過型分配機さえあれば、特に他には、必要なものはないのではないかと思います。
ところが・・・
また、ここで困ったことがありました。
友人の家もそうでしたが、私の家もちょっとしたことが発覚しました(笑)
この機会だから、自分の家の分配機も新しくしてみたいと思ったのですが・・・
屋根裏にBSの分配機があったわけですが、これが古いタイプでした。
現在販売されている分配機は、ほとんどが、F型端子(F型コネクタ)対応の分配機です。
簡単に差し込めるタイプです。
しかし、私の家の屋根裏にあった分配機は、昔のタイプで箱型になっており、その箱を開けると、同軸ケーブルのように一本の線が出ていて、その一本の線が金具で留められていました。
この古いタイプの分配機というかケーブルをなんというのか?
調べてもキーワードがわからなくて、なかなか探すことができませんでした。
そして、やっとわかったのは、「直付け端子」「直付け端子 分配機」という名前だということです。多少言い方が違う場合がありますが、恐らく、上の2つで検索すると出てくると思います。
「同軸直付端子」と書かれてる場合もありました。
う~ん、できることなら、現在、主流のF型端子(F型コネクタ)対応の分配機に変更したいのですが、どうしたらいいのかわかりません。
ちなみに、探してみましたが、直付け端子の分配機は、現在では、ほとんど取り扱いがありません(-_-;)
それでは、どうやったら直付け端子をF型コネクタに変更できるのかを考えてみました。
古いタイプの分配機(直付け端子型)を現在主流のF型端子対応の分配機に変更するには?
実は、調べてみると、直付け端子型のケーブルの先端を加工してF型端子に変換できるということがわかりました。
「直付け端子 先端加工」「同軸ケーブル 先端加工方法」などで検索すると詳しい方法が出てきました。
必要になるのは、「F型接栓」という部材です。「F型接栓プラグ」ともいわれるようです。
この部材を直付け端子の先端に取り付けることで、直付け端子がF型端子(F型コネクタ)になるようです。
※もし行う方は、自己責任で行ってください。
おすすめは、プロに任せることです!
早速、近くのホームセンターに購入しに行ったのですが・・・
実は、アンテナケーブルの太さには、いくつかの種類があることがわかりました。
多く使われるのは、4C、5Cなどです。
数字が大きくなれば、なるほど線は太くなります。
そのため、事前に分配機に差し込まれているアンテナケーブルの太さの規格を調べなくてはならないようです。
ただ、一戸建てで使われる場合は、5Cが多いと調べたサイトには書かれていました。
それで、ケーブルの太さを調べずに、10個入って600円程度だったので、5C用のF型接栓を購入しました(笑)
まあ、値段が安いので、もし仮に太さが4Cだったら、買い直せばいいだけのことと思い購入しました(笑)
現在は、ここまで作業を進めています。
また、進展があったらブログに載せるかもしれません。
※繰り返しますが、分配機の交換は、プロの業者の方に任せることをおすすめします!
個人でやる方は、くれぐれも自己責任で行ってください
私は、暇なので、やっているだけです(笑)
ただ、実は、もう一つ、問題があることがわかりました。
全端子電流通過型の分配機に取り換えてもBS放送が見れない場合は?
実は、「1端子電流通過型の分配機」を「全端子電流通過型の分配機」に交換してもBS放送が見れない場合があるようです。
理由は、BS放送は、地上波に比べて電波が弱いので、分配すると、電波が減衰して、受信に必要な最低限の電波を受信することができない場合があるからのようです。
特に、電波の弱い地域などで、そういう現象が起きるようです。
そういう場合は、BSブースターを取り付ければ、改善される場合があるようです。そうなると、また出費ですね(笑)
BSブースターには、屋内用と屋外用があります。
屋内用は、設置が屋外用に比べて比較的簡単ですが、その反面、屋外用に比べて性能が落ちるというデメリットがあります。
※BSブースターの取り付け場所は、正しい場所に取り付ける必要があります。
「BSブースターとは」「BSブースター取り付け場所」などで検索すると出てきます。
ただ、メジャーリーグの試合が見たいだけなのですが(笑)
どこまで、できるかわかりませんが、やるだけやってみて、だめなら、素直に、プロの業者に任せようと思っています。
正直、ここまで面倒だとは、思いませんでした(笑)
私のグダグダな長い話につきあわせてしまってすみませんでした。
ただ、ブログに書いておくと、いざという時に書いた場所を忘れないので、便利なんですよね。まあ、私の備忘録のようなものです(笑)
もし、私と同じような状況の方がいたなら、素直に最初からプロの取り付け業者に任せることをおすすめします。